リアル日常柄、チマチマ私家訳をしております。今日は日常ネタで・・。


 そこで、どう訳したら「感じ」が出るのかなというテーマに常々ぶち当たっています。
 中学や高校で私はさんざん、英語の授業で文法とか文の構造というのを叩き込まれていました。例えば、文を主語、動詞、目的語、補語と分解していくのですね。S+V+O+CとかS+Vとか。
 英語を理解する上で、SVOCの構造で把握するのはとっても楽でナカナカイイものだと思うんですね。発明した日本人の方は偉いと思います。


 が、SVOCで訳すとなると、これがどうにも、味がまるでないんですね。これはどうしたものか。例えば

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I play the piano very well
=私はとてもうまくピアノを弾ける
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  なんとなく味がないなぁ、と私は思うんです。まるで大陸の皆さんが叫んでいらっしゃる日本語と変わらないというか。


 何がおかしいのかと思って考えることが多いです。ここからは先輩方にアドバイス頂いたことなのですが、話し手(書き手)が一番強調したいのは、文の最後の副詞でなかろうか?と最近考えています。
 また、英文を後ろから訳すという方法が、スタンダードだと思うのですが、強調したいのが最後の副詞だとすると、後ろから訳していくと強調したいところができない。なので、後ろから訳さず、最後の副詞が一番強調されるように工夫しないとならない。そこで、

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I play the piano very well
=私はピアノ弾けるんだけど、とてもうまいのよ!
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なニュアンスで訳せたらいいとおもうんですね。

 もちろん、話し手(書き手)のニュアンス、風格みたいなのをエッセンスとして加えて、訳しなおさないといけません。「とてもうまいのよ!」みたいにノリが前面に出ない人であれば、それなりに作り変えないとならない。
 まぁ、あとは経験を積むことですから、習うより慣れろなんですかねぇ・・・。ハァ


<追記:ロシア語>

 ロシア語をそれこそSVOCの感覚で訳そうとなると問題が出ると習いました。というのも、決まった格変化を除けば、ロシア語は主語、動詞等の順番、つまり文法のような決まりがありません。あるんだけど、ないようなものです。
 文の最後に一番強調したい名詞、副詞、動詞、入り乱れて並びます。別にそれで問題が無い。だから、英語のような文法構造でロシア語を解くのは正解なのかどうか。



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